「毛穴が目立つ理由」を紐解くシリーズ第4回目、今回が最終回です!
毛穴が目立つ理由は様々…
理由を特定するのが難しいから、治療もそれ以上に難しいのですね…
毛穴の悩み毛穴が目立ってしまう要因は以下の3つだと説明しました。
- 過剰な皮脂分泌
- ターンオーバーの乱れ
- 不飽和遊離脂肪酸
今回は、『不飽和遊離脂肪酸』ってなに?どうやって減らすの?ってことをまとめていきたいと思います。
- 過剰な皮脂分泌を抑えるために大事なこと
- ターンオーバーを正常化する方法
以上2点は前回まとめましたので気になる方は下記リンクからどうぞ!
毛穴が目立つ理由をその仕組みからしっかり理解したい!という方は以下の記事も参考にしてみてください。
不飽和遊離脂肪酸とは
前回までの記事の中で、不飽和遊離脂肪酸は
皮脂だけでなく毛穴の出口も攻撃してしまう。
その攻撃の結果、出口部分の皮膚がすり鉢のようにぽっかり開き、毛穴を大きくしてしまう。
ということはお伝えしました。
私なりにかみ砕いて説明すると、不飽和遊離脂肪酸とは…
- 皮脂の中に含まれる成分
- 水分の蒸散量を増やし、角層のバリア機能を阻害する働きがある
- 不飽和遊離脂肪酸の中でも代表的なのはペルミトレイン酸、オレイン酸等
だと言えそうです。
なんとなくわかったようでいまいちピンときませんが、とにかく不飽和遊離脂肪酸は毛穴に悪影響を与えるため減らす必要があるということは言えそうです。
不飽和遊離脂肪酸が増える理由
これは以前も記述しましたが再掲です。
毛穴が詰まり皮脂が外へ出ていけなくなると、詰まりを溶かして皮脂を外に出すために酵素を出され皮脂を不飽和遊離脂肪酸に分解します。
つまり、毛穴詰まりを解消させようとお肌が頑張ると皮脂が不飽和遊離脂肪酸に変化します。
でもその不飽和遊離脂肪酸は肌を乾燥させ、バリア機能を阻害し毛穴を出口を攻撃しすり鉢毛穴を完成させてしまうという…
毛穴詰まりを解消させるための代償が大きすぎやしませんか…?
毛穴を詰まらせないアプローチができれば不飽和遊離脂肪酸が出る幕もないのでしょうが、出てきてしまったのであればその解消方法も理解する必要がありますよね。
ということで、解消方法についても考えてみました。
すり鉢毛穴へのアプローチ、炎症を抑えてくれる成分3選!
残念ながら「不飽和遊離脂肪酸を減らす方法」は見つけ出せませんでした。
ただ、不飽和遊離脂肪酸によって起きた炎症を抑えてくれる成分を見つけられたのでご紹介しますね!
アクアインプール
アクアインプールとは、資生堂が開発した保湿効果の高い保湿剤です。
毛孔部に特異的に観察される不全角化を正常な状態に戻す有効な物質を探索した結果、当社のオリジナル原料である「アクアインプール」に、皮脂の不飽和遊離脂肪酸による不全角化誘発を抑える効果があることを発見しました。
本原料を配合したスキンケア製剤を 34 名の女性頬部に 4 週間連用塗布した結果、不全角化が抑制されると共に肌のキメの乱れも改善され、視感評価によっても毛穴の目立ちが抑制されたことが確認できました。
引用:資生堂、毛穴の皮膚特性を科学的に解明
『不全角化』とは通常であれば角質層は核を持たない死んだ細胞であるのに対し、角質層に核を持つ細胞が多く存在する状態のことです。
ターンオーバーが早すぎると起きる現象で、細胞が生きた状態のまま角質層までのぼってきてしまうんですね。
それを抑える成分としてアクアインプールが有効なようです。
アクアインプール(PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル)が配合されている商品はこのあたり。
この中だとイプサは使用したことがあります。
イプサは安定感があるんですよね。
私の個人的な印象ですが、攻めより守りが得意なイメージ。
攻めるケアが好きなので使うのをやめてしまいましたが、ゆらぎ肌の方や敏感肌の方には相性いいんじゃないかな?と思います。
リコカルコンA
リコカルコンAと甘草から抽出された植物エキスで、ニキビに効果的だと言われています。
そのリコカルコンAについて、青山ヒフ科クリニックさんの公式HPにて面白い記事を見つけました。
皮脂分泌を抑制する甘草という植物のエキス、リコカルコンAは非常にユニークな作用を持っています。
オレイン酸などの遊離脂肪酸が毛穴の出口に炎症を起こすのを抑えます。
参考:より美しい毛穴を目指して《1章: 序章 毛穴とは、これまでも理論と治療》
その後こんな記載もありました。
ビタミンCとリコカルコンAを同時に外用すると開いて流れた毛穴は閉じてキメが回復します。
またニキビや赤ら顔も改善します。
おおおおお~っつ!!これは嬉しい発見!
ビタミンCが肌に良いことは皆さんご存じかと思いますが、リコカルコンAとの併用が効果的なんてことは初耳なのではないでしょうか。(少なくとも私はこの記事を書いている今この瞬間に知りました。)
さっそくリコカルコンA配合の商品を探してみました。
が、なかなか見つからない…
唯一見つけた商品はなんとドイツ製。
ユーセリンという世界では有名な薬用化粧品ブランドの商品だったようです。
こちら調べたところ、海外の方の口コミがやたら良い!
悪い口コミ見つけた!と思って読んでみても『これ何年も使ってるけど香りも使い心地も違うし偽物でしょ!』
といった内容で商品自体を悪いとする口コミではなかったんですよね。
なにより、
- 香料フリー
- アルコールフリー
- ノンコメドジェニック
毛穴と同時にニキビに悩む私にとっては嬉しい処方!
口コミ欄でも特にニキビ肌・乾燥肌の人におすすめという意見が目立ちました。
私自身買って効果を検証してみたいな~
甘草エキスで検索吸するともう少し製品の幅が広がりそうです。
↑比較的安くて試しやすいこちらが気になりました。
グリシルグリシン
『グリシルグリシン』は、肌のキメを整え、毛穴の開きを小さくする効果を持つ資生堂特許成分です。
毛穴は皮脂に含まれる「不飽和脂肪酸」によって炎症を起こすと、すり鉢状に大きく広がってしまいますが、『グリシルグリシン』はその炎症を抑え、毛穴の開きを小さくする効果を持っています。
引用:資生堂 美容成分辞典
グリシルグリシンは毛穴に悩まれる方にとっては結構有名な成分ではないでしょうか?
私もグリシルグリシン入りの商品をスキンケアに取り入れています。
とはいえ正直即効性があるというものではなく、継続して使用することでジワジワ効いてくるものだと感じています。
私がグリシルグリシンを使い始めてちょうど5ヶ月ほど経ちましたが毛穴に対しては、ちょっと良くなった…?気のせい…?ほどの感覚です。
ですが、赤身はしっかり引いた印象がありますので炎症を抑える効果は発揮されている感じがします。
口コミ見ると毛穴小さくなったという声も結構見かけるので、肌質によっては毛穴にダイレクトに効く可能性も大いに期待できそう。
さっぱりした使い心地で使いやすいですし、まだまだこれからという気持ちでしばらく使っていこうと思います。
以下オススメのグリシルグリシン入りアイテム。
こちら私のグリシルグリシンデビュー品です。
毛穴界隈では有名な手作り化粧品工房 ビーエス-コスメさんの商品。
グリシルグリシン以外にも逸品ぞろいなので是非見てみてください。
↓こちらは私も現在使用しているものです。
KISOさんの商品は容器が親指1つでフタを押し上げパカッと開けられるのでその点が気に入ってます。
というのも単品で使っているのではなく、こちらのAPPS粉末を使う度混ぜて使用しているため。
左手にAPPS粉末をのせてその上にグリグリをかけて混ぜています。
ちなみにAPPSとは簡単に言えば効果的に角層に届くすごいビタミンCです。
APPSについてもそのうちまとめたいと思います。
実際のケア方法
これらの成分をスキンケア製品で取り入れながら、家庭用レーザー美顔器で頬の毛穴撲滅に励んでいます。
家庭用レーザー美顔器に関してはこちらから↓
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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